中東戦争の波及でアフリカ債務コストが急騰、3カ国にデフォルト懸念
中東で続くイラン戦争の余波が、アフリカ諸国の財政を圧迫している。エネルギー・食料価格の上振れと先進国金利の高止まりを背景に、対外借入コストが急上昇しており、一部の国ではデフォルト(債務不履行)への警戒が強まっている。Semafor Africa が米シティのアフリカ担当チーフエコノミストのコメントとして伝えた。
IMF:2026年の域内成長は減速へ
IMF は今週、サブサハラ・アフリカの2026年経済成長が全体として減速するとの見通しを示した。コロナ後の債務膨張からようやく回復局面に入っていた国々にとって、戦争起因のインフレ圧力は再び逆風となる。専門家は Bloomberg に対し「各国が危機を乗り切る余力は極めて限られている」と指摘した。
デフォルト警戒の3カ国
シティのアフリカ担当チーフエコノミストは、今後2年以内に債務不履行に陥る可能性がある国として以下を挙げた。
- マラウイ
- モザンビーク
- セネガル
日本の実務家への示唆
フロンティア債投資、貿易保険、JBIC・JICA 案件に関わる担当者にとっては、ソブリン格付け・CDS の動向と IMF プログラム進捗を並行ウォッチする局面が続く見通しだ。
参考文献
- Semafor Africa「War sends Africa debt costs spiraling」(2026年4月16日) https://www.semafor.com/article/04/16/2026/war-sends-africa-debt-costs-spiraling